ピアソラ
2012年 03月 28日
ピアソラが亡くなったとき、私はパリにいた。語学勉強のためにもラジオをきいているといつもの番組が急に静かになってアウセルの弾いているピアソラが流れだしたので<なんだなんだ>と思っていると<ピアソラが亡くなったので追悼番組です>という。
ええ~と思ったが入院しているようなことも聞いていたので悲しい気持ちになったものだ。
ピアソラの没後20年と銘打ってコンサートがいくつか開かれるようなのでチラシを見てふと当時のことも思い出したまで。
なぜ<20年>なのかいまひとつよくわからないが、ピアソラが偉大だということには変わりない。アサドによる編曲でより難しくなったブエノスアイレスの四季、オリジナルの5つの小品など気鋭の若手が演奏する。
もうちょっと簡単にならないかな~と思うがそういう人はプホールの作品を弾けばそれなりにアルゼンチンが味わえる。私自身は<オマージュ ア リエージュ>をハモンドオルガンとやったのがすごくいい思い出。ほかにはタンゴの歴史。
遠い国日本で正しく演奏されていること自体は追悼になるが、ワイドショーで一時よく使用されていたことがあり、あれはやめてほしい。残念だから。