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Who's who ◆藤井眞吾氏(ギタリスト・作曲家・指揮)

Who's who 4人目のお客さまは藤井眞吾さんです。最近のご活躍は周知のとおりですが1月16日の大野ホールでの<はじまりの音楽>出版記念コンサートを前にその横顔もご披露していただけました。
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■ギターを始めたきっかけは?

家にあった兄貴のギターを触っているうちに欲がでていろいろやってみたくなり、もう長い付き合いになりました。

■使用楽器をお教えください。

三浦隆志さん作の6弦ギターと7弦ギター、それから1830年製のヨハン・ブッヘル J.Bucher(シュタウファーの弟子にあたる)の3本です。普段は6弦ギターを使用し、コストの作品や自編のバッハ作品などは7弦ギター、そして作品の時代によってはヨハン・ブッヘルを使用するといった感じです。


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■おすすめのCD、ギタリスト、印象に残っている演奏会などはありますか?

たくさんありますが今すぐ思い出すのは1985~6年のスペインの講習会でのホセ・ルイス・ゴンザレスの演奏ですね。教会でのコンサートでしたが、バリオスやタレガの作品を聴きました。ホセ・ルイスの録音したものはいろいろ残っていると思いますが、生の演奏がとにかく素晴らしいです。


■ギターは何故難しいのでしょう

他の楽器と違って、指そのもので音を出す楽器なので爪の調子や体(使う筋肉)の調子などが直接音に反映するから
ではないかと思います。特に爪には神経をつかいますね。ダンスリー・ルネサンスという古楽のチームでリュートをやっていた時期が15年ほどありましたがその間は、リュートの演奏は指頭で、ギターを弾くときには基本的には自作の付け爪ですべて補っていました。素材にはピンポン玉を使っていました(ここで爪の補修について講習あり・・全部の指を
付け爪で本番という経験談は大変参考になりました。詳細は藤井眞吾さんのHP→コラムへ)

■ギターをやっている皆さんに励ましのひとことを!

たまにギターについて<マイナーな楽器だ><レパートリーが少ない>などと、マイナーなイメージを語る人がいますが、私はそれはまちがった認識だと思います。歴史的にも「黄金時代」をもっていた楽器ですし、作品も沢山あります。<ギターほど素晴らしい楽器はない!>と断言します。飽くなき探究心と好奇心をもって更にギターとのかかわりを
深めていきたいと思っています。


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■告知・PRがあればお願いします。

CD<黒いデカメロン~ブローウエル作品選集><藤井眞吾ギター作品集>を是非おききください!
それから今回のコンサートで演奏する、<はじまりの音楽>は、日本の旋律をギターの魅力をひきだしつつ、できるだけ平易になるようにしました。しかし音使いには妥協なしに作業しましたのできっとご満足いただけると思っています。楽譜の出版記念も兼ねていますので是非お運びください。



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■最近のマイブームは?

ビデオ編集です。以前からチャレンジしてみようと思い、編集ソフトや機材を用意していたのですが、この年末年始
やっと時間がとれて、やってみるとこれが面白く、出来上がったものはどんどんアップしていますので
是非みてください。(藤井眞吾さんのHP→you tubeでごらんいただけます)
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~ありがとうございました。

←奥様のみささんです。おいしいお茶をごちそうさまでした。
(写真の猫ちゃんたちはアップのヨモギちゃん&つやつやのマメちゃんでした)

藤井眞吾さんのHPはこちら
by pokapokatempo | 2011-01-08 22:15 | Who’s who

ギターをこよなく愛す 倉石アオミの日々つれづれ


by Aomi